さくらねこでんしゃ

sakura-neko-densha

克服:過去と向き合うエンジニア

プロフィールと略歴

1980年早生まれ。気づけば40歳過ぎ

20歳でとあるシステム開発要員派遣(SES)の企業に入社し、ほとんどを炎上プロジェクトの火消しに追われる。ストレスでうつ病パニック障害罹患。その後上司が変わり、6年間にわたるパワハラが継続し、退職。

精神科クリニックで、離職者・求職者向けのうつ病のリワークのパンフレットを見つけました。

当時は離職者(=戻る場所がない)へのリワークは意味がない、などとされており、離職者(無職者)が参加できるリワークがほぼなく、どこも行き場所がなく、困っていたところでした。

早速申し込み、5か月間のリワークを受講しました。小学校時代、いや、もっとずっと前から人と安心して交流できる環境になかった私にとっては、初めての「安心できる居場所・人間関係」でした。

そこで、みじんもなかった自己肯定感と自信、人を信用する心を取り戻しました。はじめて手に入れた、というのが正確かもしれません。


その後働くうえで、障害・障害者手帳を開示して就労する「オープン」という選択で仕事を探していました。工場でのから事務仕事、社内SE、農場勤務などを経験しました。

しかし、行く先々で「障害者だから」としか言いようがない理不尽な出来事に見舞われ、仕事は長く続かないことが多かったです。一番長く続いたのは、一般事務の6年半勤務でした。給料も一般人の契約社員と同等の金額を払ってもらえるなど待遇もよかったのですが、転勤先の水が合わず、1年間ほど仕事がほぼない状況に置かれて、悩んだ末に退職しました。

その後のコロナ禍で、2年ほど失業状態が続きました。そんな不安定な状況に家族も困り果て、離婚を余儀なくされました。そのあたりも、また機会があれば書きます。


いまは再びエンジニアとして、契約社員で働いています。会社には障害はオープンにしていますが、客先にはオープンだったり、クローズだったりです。給料は一般と同じです。

コロナ禍真っ只中は無職だったので、通勤のある仕事でも、在宅の仕事でも初めてのお作法(?)が多く、戸惑っていますが、残された現役で働ける期間を、有意義に、かつ自分の力で活躍できるよう仕事に取り組んでいきたいと考えています。

2022-11-14 🌸🐈‍⬛🚃


初出:「プロフィールと略歴」 sakura-neko-densha.net 2022-11-14